患者様の情報

40代 男性

疾患・症状


患者様の状態

患者さまは5年ほど前よりぎっくり腰を繰り返されていましたが、休養すると腰痛が改善する状態でした。今年5月、洗顔動作をされた際に腰と左足に神経痛が出現し以後改善が無く、ご趣味のバレーボールもできない状態である事から当クリニックを受診されています。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査では、第4と第5腰椎の間にある椎間板に変形を認めます。椎間板ヘルニアと呼ばれる状態で、坐骨神経痛の原因となります。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

腰部椎間板L4/L5の1箇所を検査し、DST(ディスクシール治療)を行ました。

治療風景①

鎮静剤を使用し寝ていただいた後に治療を開始しております。

治療風景②

腰椎と椎間板の変形がそれほどありませんでしたので、比較的スムーズに治療用の管を挿入する事が出来ました。

治療風景③

DST(ディスクシール治療)を行っているところです。
治療時間は16分でした。患者様は寝ておられましたので、治療後に動画を用いてご説明させて頂いております。


院長より一言

私には中学受験を予定している長男がおり、自宅では受験特有のピリピリムードが広がっております。休みの日には長男が解けない設問を説明したりしておりますが、なかなか骨のある問題も多く私もピリピリしそうになります(笑)そのため、休みの日には勉強が終わった後に長男とスーパー銭湯に行き、アイスクリームを食べることにしております。石垣でもきれいに並んでいるものよりも、隙間やあそび部分がある野良積みの方が地震などの災害に強いと言われております。長男を連れだすと嫁に小言を言われるので、この石垣の話をして抜け出しております(汗)


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。