患者様の情報

60代 男性

疾患・症状


患者様の状態

8年前に椎間板ヘルニアに対して外科的手術を行われ、神経痛なども自覚されることがなくなり、ゴルフなどの運動を楽しまれていました。しかし今年4月頃より右足を中心に神経痛が出現するようになられ、近くの整形外科を受診されたところ椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症と診断されました。鎮痛薬などで様子を見られてはいましたが、改善が乏しいため当クリニックを受診されています。


診察と検査結果

MRI

腰のMRI検査ですが、3箇所の椎間板が潰れて飛び出したような変形を認めており、椎間板ヘルニアと言われる状態です。また足の神経も圧迫を受けている部分があり、脊柱管狭窄症と呼ばれます。


施術内容

DST法(ディスクシール治療)

腰部椎間板L3/L4、L4/L5、L5/Sの3箇所を検査し、DST(ディスクシール治療)を行ました。

治療風景①

鎮静剤を使用し寝ていただいた後、背中に局所麻酔を行っているところです。

治療風景②

治療用の管を変形させて、椎間板まで挿入しました。

椎間板を検査しているところです。検査の後にDST(ディスクシール治療)をおこないました。
治療時間は15分でした。ゴルフの再開が待ち遠しいと仰られていました。


院長より一言

本日もインドネシアから患者様がお越しになられ、椎間板治療を行わせて頂きました。2年ほど前に治療をさせて頂いた患者様からの口コミで当院に来られたと伺っております。ありがたい事です。当クリニックでは年間約800件もの治療を行っており、改善される方も多数おられますが、改善が乏しい患者様もおられます。改善が乏しい患者様に対して、診察から追加対応と忙しい日々を送っておりますが、私としては可能な限り改善する患者様が増えるように、治療の質向上や新たな治療法を提供していきたいと思っております。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。