患者様の情報

80代 男性

病名

  • 椎間板ヘルニア
  • 椎間板変性症

患者様の状態

30歳代の頃より腰痛発作を繰り返されていました。
最近になり腰痛が持続するようになり、左坐骨神経痛も併せて出現してきた為に当クリニックを受診されています。


診察と検査結果

MRI検査ですが、腰を横から見ており、向かって右側が背中側、向かって左側がお腹側となります。
腰は腰椎と呼ばれる小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間には、クッションの働きがある椎間板が存在しております。
すぐ傍には足の神経も通っています。
このMRI検査では、特に下側のL4/5とL5/Sと呼ばれる椎間板が潰れたり、大きく飛び出した様な変形を伴っています。
この様な椎間板の変形を椎間板ヘルニアと言い腰痛や坐骨神経痛の原因にもなります。


施術内容

DST法

損傷した椎間板にDST(ディスクシール治療)を行い、腰痛と坐骨神経痛の改善を図ります。
今回は腰部椎間板L4/L5、L5/Sの2箇所にDST(ディスクシール治療)を行いました。

患者様にはうつ伏せに寝ていただき、局所麻酔薬による部分麻酔を行っているところです。

レントゲン透視装置を用いて、治療用の管を挿入しております。
しかし、椎間板が潰れている為、管を椎間板まで挿入するのに相当の工夫が必要となりました。

治療用の管を挿入後に検査をしている動画です。
黒く映ってくる部分にDST(ディスクシール治療)を行いました。
治療時間は22分と平常より時間がかかりましたが、治療2時間後には歩いて帰宅していただけました。


院長より一言

最近は同業の医師の先生にも治療をする機会が増えております。
その為、先日は外来患者の半数が医師という特殊な日もありました。
概ね年齢的には大先輩の先生方にご説明を申し上げる事になりますので、非常に気を使ってしまいました。
私も年齢が上がり、後輩の先生方への説明となれば少し緊張も溶けるのかなと思いながら日々過ごしております。
また治療させて頂いた先生方より、ご自身の患者様もご紹介を受けておりますものですから、しっかりと成績の出る治療を心がけていきたいと考えております。

是非ご共有ください

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:4,061件
(平均77件/月・2018年6月~2022年10月まで)


椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

椎間板変性症

椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。