患者様の情報

40代 男性

病名

  • 椎間板ヘルニア
  • 椎間板変性症

患者様の状態

10代の頃より腰痛発作を繰り返されていましたが、安静にすることで自然軽快するような状態が続いておられました。
しかし1年前より腰痛と坐骨神経痛が出現し、安静にしても改善が見られない状態となられました。
内服薬での鎮痛治療を行っておられましたが、改善が無いため当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰のMRI検査ですが、腰を真横から見ており、向かって右側が背中側となります。
腰は腰椎と呼ばれる骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間には椎間板と呼ばれるクッションが存在しております。
また足の神経も腰椎と椎間板の傍を通っています。
このMRI検査では明らかに椎間板が飛び出した様な変形を伴っている部分が見られます。
椎間板の容量は保たれていますが、椎間板ヘルニアと呼ばれる状態です。
坐骨神経痛の原因と診断します。


施術内容

PLDD法

椎間板ヘルニアに対して、椎間板内の減圧治療としてPLDD(経皮的椎間板レーザー減圧術)を行います。
今回は腰部椎間板L4/L5の1箇所にPLDD(経皮的椎間板レーザー減圧術)を行いました。

局所麻酔を用いて痛みを取り除いていきます。
流通する中で最も細い注射針で行っております。

治療用の管を挿入したところを撮影しております。
椎間板のヘルニア近傍に管の先端を留置しております。

レーザー治療中の様子ですが、患者様にもご説明しながら治療を行っております。
また治療中に痛みを感じられることはありませんでした。
本日は1箇所の治療であり、治療時間は11分程度でありました。


院長より一言

中等症の椎間板ヘルニアに対するPLDD(経皮的椎間板レーザー減圧術)の有効率は85%前後となっております。
PLDDは古くからある治療ですが、リスクが極めて低く、有効率も70%以上で日帰り治療も可能である事から、海外では任意保険が認められております。
日本では残念ながら保険診療外となっておりますが、その昔、PLDDを広められた丸茂先生と整形外科学会との間で騒動があり、厚生労働省への申請ができなかったと聞き及んでいます。
当院では患者様の状態にあわせ、最善の結果が得られるように、新旧組み合わせた治療法を提案しております。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

椎間板変性症

椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。