患者様の情報

60代 男性

病名

  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間板変性症
  • 椎間板ヘルニア

患者様の状態

R1年3月 脊柱管狭窄症による坐骨神経痛で日常生活が困難となった為にDST(ディスクシール治療)を行い、症状がほぼ消失してお仕事も復帰可能となっておられ満足していただいておりましたが、趣味であるゴルフを再開されると軽度の坐骨神経痛が出現する状態でした。
ご本人様から気兼ねなくゴルフをしたいとの申し出があり、再度の治療目的で受診されました。

診察と検査結果

腰を横から見た写真(MRI検査)です。
腰は腰椎と呼ばれる小さな骨が縦に並んで出来ており、腰椎と腰椎の間にはクッションの働きがある、椎間板が存在しております。
また足の神経も傍に通っています。
厚生労働省のガイドラインの縛りがあり、治療前後の比較写真を提示する事はできませんが、この写真では治療前と比較して椎間板変性の改善があるものの椎間板はいまだ損傷を認めており、再度DST(ディスクシール治療)を行う事で、症状の改善が期待できる状況であると判断しました。

施術内容

DST法

腰椎L2/3・L3/4・L4/5・L5/S部分にDST法4箇所の治療を行いました。
運動負荷時にも坐骨神経痛が出現しない様に追加でDST(ディスクシール治療)を4か所に施行します。

患者様は2度目の治療であられるため、余裕がございましたが、局所麻酔による痛み止めはしっかりと使用し、気をつけながら、治療用の管を椎間板まで挿入しました。

これも前回の動画と比較したいところではありますが、ガイドラインでは、比較写真を載せる事がかないません。
黒く映っている部分が椎間板の損傷部位ですが、前回より少なく椎間板損傷の度合いは軽度と判断し、DST(ディスクシール治療)を追加で施行しております。


術後

治療後は約2時間ベッドでお休みいただき、ご帰宅していただきました。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

DST法(ディスクシール治療)後に限らず、当クリニックで施行した椎間板治療により症状の改善は期待されるのですが、過度の運動を継続したりした場合には一部症状が再燃する場合もございます。
予防する為には運動に適した体幹筋力の強化も有効ですし、対策として再度の治療も可能ではあります。
ただし基本的には、体幹筋力の向上をお勧めしており再治療が無くとも運動をしていただく事が大切と考えております。
ただ今回の患者様は、関東地方の方でございましたので再治療をさせて頂きました。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。