患者様の情報

40代 男性

病名

  • 椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症

患者様の状態

7年前に急性腰痛発作(ぎっくり腰)が出現して以来、繰り返し腰痛発作を繰り返しておられました。
特に前かがみ(前屈姿勢)での動作で痛みが出現し、生活に支障が生じているため当クリニックを受診されました。


診察と検査結果

腰を横から見た写真(MRI検査)ですが、向かって右側が背中側、向かって左側がお腹側です。
腰は小さな骨(腰椎)が縦に並んで集まることで出来てきます。
また腰椎と腰椎の間にはクッションである椎間板が存在しており、腰椎の負担軽減に役立っております。
この写真(MRI検査)では2箇所の椎間板が黒く映っておりますが、椎間板の水分含有量が低下している事を意味しており、椎間板のクッション機能が低下している事を示します。
その結果、椎間板が硬くなり、少し飛び出した様な変形を認めます。
この変形の事を椎間板ヘルニアといいます。
椎間板が黒く硬くなった原因は、腰に負担をかけたり遺伝的な要素が関与しています。
椎間板の負担が増える前屈姿勢では、腰痛が生じやすくなります。


施術内容

PLDD法

腰椎L3/4・L4/5・L5/Sの計3箇所にPLDD法による治療を行いました。
椎間板が硬くなってしまうと椎間板の中の圧力上昇が腰痛の原因となる為、PLDD(椎間板レーザー減圧術)により、圧力の低下を図ります。

患者様にはうつ伏せに寝ていただき、局所麻酔により痛みを取り除いた後、レントゲン検査を行いながら確実に椎間板まで治療用の管を挿入していきます。

PLDDを行っているところです。
患者様は痛みを感じる事は無く、落ち着いておられます。

レーザーの照射テストの動画です。
この様なレーザー照射を椎間板内で行っています。
治療時間は20分程度でした。
治療後は2時間で歩行可能となり、帰宅していただきました。


術後

2時間程度で歩行していただき、帰宅となりました。

※治療効果は個人差があります。


院長より一言

PLDD(椎間板レーザー減圧術)は1980年代よりある治療ですが、海外では任意保険が適応になっており、一般的に行われている治療と言えます。
日本でも丸茂先生(お亡くなりになられましたが)が治療を開始されてから多くの施設で行われています。
比較的費用が安価であり、安定した治療成績を残しています。
当院ではPLDD以外に4種類の日帰り椎間板治療法があり、腰痛疾患全般に対して対応可能です。
また当クリニックの電話受付の担当者は、疾患や治療法に関して知識を持っておりますのでお気軽にご相談ください。

この記事の著者

この記事の著者:野中康行院長

NLC野中腰痛クリニック院長野中 康行

2002年川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年ILC国際腰痛クリニック開設、2020年医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年NLC野中腰痛クリニック開設。

治療実績:3,867件
(平均76件/月・2018年6月~2022年8月まで)


椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。